社内規程

社内規程

社内規程の必要性

 企業経営において、会社財産の保全・投資家保護・効率的に経営が行える企業体制の整備は不可欠であり、そのためには社内規程により内部牽制組織の確立や各権限の明確化を実現させなければなりません。

 まだ社員が少人数の場合は社員一人ひとりに社長の目が届くため、社員個々に的確な指示が出せますが、会社の規模が大きくなり社員一人ひとりに目が行き届かなくなると的確な指示が出せず、また解決策として管理職を置いても何もルールがなければどんな判断をするが心配です。そのため会社が大きくなると従業員を一定のルールに基づいて行動させるため、社内ルールを決めこれを規程として整備し、社員はその規程に基づいて行動し、判断させるようにします。

社内規程の役割

 社内規程やマニュアルにより暗黙知的なルールーや約束ごとが明文化されることで、業務を行うえで各従業員の労働条件、職務・権限・責任等が明確となります。それにより「この場合どのように対処すべきなのか」、「この手続きはの期限はいつまでなのか」「この職務の責任者は」「この書類の決裁権限は誰にあるのか」等、判断に迷ったときの、明確な道しるべとなります。

 業務をこなしながらあれこれと、処理方法や手続きに迷ったり、人ごとに処理方法が異なってしまっては生産性はあがりません。社内規程は、従業員が安心して業務に専念できる環境を作るという重要な役割を担っています。