中期と年度の関係

中期.年度計画のおおまかな流れ

計画は遠くから近くへ

 計画はまず企業の将来を描き、それを達成する為に『3年後には』『1年後には』・『1ヶ月後には』と徐々に近い将来の計画を立てて行きます。

経営方針

中期計画.年度計画
① 事業を行うにあたっての「羅針盤」「企業目的」など、どのような会社を目指すかを「経営理念」として示す。
② 社長は、経営理念を基に経済情勢・業界の動向等を勘案して3年後にあるべき企業の姿としての中期計画を立案する。例えば3年後の大まかな方針を『中期(経営基本)方針』に、利益計画を『(事業別中期)利益計画』等として。中期計画はトップ主導で作成する。
③ ②でイメージした3年後にあるべき企業の姿を達成するために、1年後・2年後を考える。
④ 次に年度計画は、③における1年後の施策に基づいて現場サイド主導で作成する。これをトップとの調整を図り必要に応じ修正等を行う。例えば『年度(経営基本)方針』
⑤ ③で作成した年度計画を基に各セグメント(部門、店舗等)で年度計画を作成する。例えば『店舗別方針』
⑥ 決定した内容を各部へ通知し、年度計画を基に月次計画・各個人目標等に細分化する。細分化することで、責任や実行内容が明確化され実現可能性が高くなっていく。

利益計画

中期計画.年度計画
① 当期は売上100億円という現状なので、その1.5倍の150億円を3年後に目指す!
② 3年後の売上150億円を達成するために、1年後は110億円2年後は125億円を目標とする。
③ 1年後の110億円をセグメント毎(例では店舗)に分け、各セグメントで年度計画を作成する。
④ ③で作成した年度計画を基にトップとの調整を図り修正等を行う。
⑤ ④で固まった年度計画を基に、月次計画を作成する。