PDCAサイクル

PDCAサイクルとは

 企業が成長して行くには、『計画・目標を定め(Plan)それに向かい実行(Do)し、実行した結果の評価(Check)を行い、うまくいっていないところを改善(Action)する』というサイクルが欠かせません。これを『P(Plan:計画)→D(Do:実行)→C(Check:評価)→A(Action:改善)』の頭文字をとり『PDCAサイクル』といいます。企業が成長し続けるためには、このPDCAサイクルを根気強く回し続けることが必要があります。

PDCAサイクル

明確な計画づくり

 計画はできるだけその内容を明確にし、評価の際に原因やその責任の所在を明らかにできるものでなければなりません。『内容の明確・責任の所在を明らかにする』とは、「何を」「誰が」「いつまでに」「どうやって」実行するか、そしてどこまでやるかを「できるだけ数値化」し決めるということです。

 例えば、『売上高 業界No1を目指す!』では、誰が・いつまでに・どうやってが明確でなく、また売上げをいくらにすればよいのか分りません。明確に「○○部は△△を強化し、来年の売上高は◇千万円を目指す」とすれば、『Check:評価』において達成・未達の判断、その責任が明確になり、次の反省・修正も絞れます。逆に『売上高 業界No1を目指す!』では、責任があやふやで次に何を修正すればよいのか原因を探ることもできず、何も改善がされず競合との差が広がってゆくばかりです。

 また、資金繰りという面でも計画は必要になります。計画を立てることでいつの時点でいくら資金ショートが発生し、いくら借入が必要になるかが見えてきます。更に、税金・配当・株価対策等にも『Plan』は不可欠となります。